話しの肴シリーズ#01 | “スペル”から感じる、ウイスキーロマン

飯塚 篤郎
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飯塚 篤郎

家飲みが大好きな飯塚です。

会社の隣にEveryday Low Priceなオーケーがあり、そこで食材を仕入れ、家で飲むという日々を送っています。

そんな私が好きなお酒のひとつ、ウイスキーについて、2つの表記があることをご存知でしょうか?

“Whisky”と“Whiskey”

です。

 

この、最後が”ky”か”key”かの違い、じつはこれ、そのウイスキーの血筋を示す大切な表記の違いなのです。

ウイスキーの祖国は、スコットランド説とアイルランド説があり、その起源は未だに明らかになっていません。
その中で、スペルが分かれた理由は諸説ありますが、アイルランドが自国ウイスキーの優位性をアピールするために、アイルランド(アイルランド語でÉire)の頭文字である“E”をスペルに入れ込み、表記に差をつけたという説があります。

つまり、スコッチウイスキーは「Whisky」、アイリッシュウイスキーは「Whiskey」ということです。
では、日本のウイスキーはどちらでしょうか。
日本のウイスキー造りにおいて重要な人物に、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で有名になった竹鶴政孝(たけつる まさたか)がいます。竹鶴は、ウイスキーの製造を学ぶため、スコットランドに留学しました。そのため、ジャパニーズウイスキーのルーツはスコットランドにあります。
よって、スペルは・・・

「Whisky」になります。もし、竹鶴がアイルランドに留学していたら、国産ウイスキーの表記も違うものになっていたのかもしれませんね。(そもそも、スコッチとアイリッシュで製法が異なるので、味も変わっていたかもしれません)

ちなみに、バーボンで有名なアメリカのウイスキーを見てみると

表記は「Whiskey」となっています。
これは、アメリカの蒸留所の創業者の多くが、アイルランド出身であったからだとされています。
ビンに書かれたスペルから、そのウイスキーのルーツが分かるのです。

ウイスキーに限らず、世の中の全てのものに、歴史とちょっとしたトリビア等の小ネタがあります。そんな小ネタこそ、そのものの魅力を多くの人に伝える有力なツールになると感じています。
本格的な説明は、興味がない人にとっては聞いていて辛いものになってしまいますが、小ネタ程度ならそうはなりません。そのバランスを見て、紹介の粒度をコントロールするのがプランナーとして必要なスキルだと思っています。
テーマになったものの魅力を、伝わるカタチで空間表現に活かせるよう、今後も小ネタを集めていきます!

イラスト:伊山 由香

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